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このブログについて
 北海道で釣りや屈斜路湖でカヌーを使ったツアーなどのガイドをしています。このブログでは、そんな北海道での生活で感じたこと、気になっていることなどを自由きままにつづっています。ガイドツアーの詳細や問い合わせは、こちらから。釣りやカヌーのことにかぎらず、北海道旅行についての相談もお気軽にどうぞ。
北海道ガイドツアーズ・外山明俊




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蓄熱暖房(コンクリート基礎蓄熱暖房)
石油関連の燃料の値上げが止まらない。このままじゃ、来シーズンは便乗値上げしなくっちゃ・・・(笑)。

我が家では、ランニングコスト、安全性などを考慮し、オール電化となりました。特に北海道の場合、暖房費のしめる割合が高いので、ランニングコストが重要です。灯油が値上がりしているので、計算上では割安の深夜電力を使う蓄熱タイプの暖房機がお得感があります。しかし、様々な欠点も見えてきますので、ここではカタログなどに載っていない特長、注意点などを思いついた範囲で書いてみようと思います。

まず従来からある据え置き型の蓄熱暖房。実際に使用した経験がないので何とも言えませんが、ずうたいがデカすぎます。蓄熱するためには、それなりの容量が必要なので、部屋にあった大きさの本体が、部屋の広さによっては複数台必要になります。この機械の中身は、ほとんどがレンガのような蓄熱材で、大きさもさることながら重さもハンパではないとのことです。

見積もってもらったときの資料がすぐには見つからないので、不確かですが、うちの一番広い部屋、リビング・ダイニングには200キロ程もある蓄熱暖房機が2台ぐらいは必要だということです。小さな部屋でも100キロ以上もある暖房機が必要で、地震でもあったら、巨体が倒れたりして大変危険な気もします。設置する際には、そのようなことも考慮し、場合によっては、床や壁の補強も必要になるのかも知れません。

また、大型蓄熱暖房機にはファンがついており、熱の放出をコントロールする仕組みになっています。例え微少であっても、常にファンの回る音が嫌な気もしました。石油ストーブなどはもっと盛大な音がしているでしょうから、それに比べれば、まだマシかも知れません。

我が家では、深夜電力を使い、床下の基礎に蓄熱するタイプの暖房設備を選択しました。設置スペースを考慮する必要がなく、まったくの無音であり、ランニングコスト的にも期待できるというような点で導入を決めました。各回路ごとに温度センサーが設置してあり、それぞれの回路ごとに0度C〜40度Cまでの間で温度設定が可能で、マイコンにより制御されます(我が家の規模だと7回路)。翌朝の深夜電力終了時までに設定温度に達するように、蓄熱をはじめる時間をコントロールする仕組みになっているようです。実際には、もう少し複雑な計算をしているようです。このマイコン制御により、無駄を最小限にするシステムです。

しかし、利点ばかりではなく、いくつかの問題点も見えてきます。電気を使用している以上、停電の時は蓄熱できません。田舎では吹雪の時などに、時々停電になることがあるので、この点は不安です。また、マイコンで制御しているとは言え、次の日の天気予報までは出来ません。きょう暖かかったので、ゆるめに蓄熱したけれど、翌日はメチャめちゃ冷え込んでしまった、なんていう状況には対応できません。あくまでも過去のデータを蓄積し、次の日に必要な熱量を計算するのみです。

蓄熱暖房コントロール部

あと、基礎だけではなく、建物全体をじんわりと温めておくような感じなので、つけはじめには充分に温めきるまでに3日間ぐらいの時間がかかります。そのようなことから、ほとんど常につけっぱなしにしなくてはならなくて、省エネ的な考えで、つけたり消したりということは出来ません。じんわりと温めるということで、微妙な温度調節をしても、結果が見えてくるまでには長い時間が必要だったりもします。

また、これは決定的な欠点なのですが、基礎と床とのあいだに空間があいているタイプの施工をしたので、その床下の空間で、音が家全体に響き渡ります。床下の空間は、通常の住宅と同じように、水道・下水道、電気配線、その他のパイプスペースもかねていて、そのメンテナンス時には容易にアクセスできるように、ほとんどすべての床下がつながっています。

蓄熱暖房の施工中

床下のコンクリート基礎に蓄えられた熱を室内に放出するために、床にはガラリが設けられています。その構造上、避けて通れないことなのかも知れませんが、設計時に考慮するべきことなのかも知れません。このことはカタログにも載っていませんし、これから施工するという建築・設計関係者の方には参考にしていただければ幸いです。

我が家での状況は以下の通りです。まず気になる音の主は、トイレです。トイレで水を流すと、トイレから一番離れた部屋にいてもバッシャー、ドッシャー、という水の流れる音が聞こえます。また、ユニットバス内の音も各部屋によく響きます。うちではその対策として、床下の下水道管に布などをまき、さらには基礎の人通口に空気の流れを妨げない程度に、発泡タイプの断熱材で防音壁のようなものを設置して、かなり改善できました。

基礎蓄熱、据え置き型蓄熱のどちらのタイプにも言えることですが、小回りは利きません。いま寒いので、すぐに温めるということは不可能です(ちょっとした裏技はありますが、いますぐというのは無理です)。常に少々暖かめに設定しておき、暑いときは窓を開けて調節するなどという非エコ的で、不経済なことをしなければならないのは、マイナス要素です。しかし、いまのところ、どの部屋でも、ほぼ一定の室温に保たれているという、この「じんわり」暖かい快適性と、安全性はすばらしいと思っています。

今後の課題は、薪ストーブと蓄熱暖房の併用による使いこなしがポイントになってくると思います。だいたい、いま思いつくメリット、デメリットはこのようなことです。ひと冬すごしてみてから、使用感はまた後日、報告したいと思っています。
| 引っ越し | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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